こんにちは。びびびびっと漫画ブースのびびっとです。
今回は不器用で狡くて一途な恋を描いた『コメディアンブルー』の紹介をしていきます!
『コメディアンブルー』・あらすじ
芸歴4年目の漫才コンビ・アオイ。
ツッコミの福砂とボケの六花は高校時代の同級生で、一つ屋根の下で下積みの日々を送っている。
親友権相方として絶大の信頼を抱き、六花のことが大好きな福砂だが、芸人としての評価の差。賞レースで結果が出ない焦りに苛まれていた。
そして高校時代、漫才コンビを六花と組み続けたいがために、六花からの告白を受け入れてしまったことに複雑な感情を抱えていた。
自身に向けられる六花の恋愛感情を利用してきた罪悪感と、結果を出すことで頭がいっぱいになってしまった福砂は大切な新人漫才賞の二回戦でネタを飛ばしてしまいーー?
感想
漫才師カップルの物語で、タイトルが秀逸!!
正しくブルー。成長途中の彼らにピッタリすぎた。
ストーリー重視のBLが好きな方に是非ともおすすめしたいハピエン!!
高校時代から続く関係。本当はそういう意味で好きじゃないのに、六花くんと漫才がしたいから騙す形になってしまったこと。
人一人の人生を捻じ曲げてまで隣に居させてしまっているのに、結果が出ないことへの焦りと罪悪感に苛まれて終始空回り気味の福砂くんと、
全てを知っていてなお、福砂くんが好きで福砂くんのお笑いが好きな六花くんの一途な思いがジリジリと読み手に伝わってくる心理描写の表現力。
読ませる力がとても強い。
徐々に互いをお笑い面でも、パートナーとしても必要であると改めて気づいていく二人の成長。
そのすべての過程が完璧でした!!
どちらかが我慢し続けても関係は続かない。
福砂くんが自分の独りよがりな心を徐々に理解し、六花くんを知らないうちにずっと傷つけてしまっていたことに気づく流れが素晴らしく、ページを捲る手が止まりませんでした!!
すれ違って、そばからいなくなって初めてその人の大切さに気づくっていうシチュが大好き人間なので、扉絵でマイクの前に一人で立つ福砂くんが傍を見つめるイラストに心臓を鷲掴みされました・・・
好きだぁぁぁぁ・・・
まとめ
今回は漫才師BL漫画『コメディアンブルー』の紹介をさせていただきました。
複雑な感情。罪悪感、焦り、葛藤・・・二人の心理描写が鮮明に、繊細に描かれていて読了感が半端じゃない。
人間て綺麗なだけじゃ、ないんだよな。それを受け入れてお互いの手を取った二人の物語。
『コメディアンブルー』はRenta!で読むことができます。
気になった方はぜひ読んでみてください!
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
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