こんにちは、びびびびっと漫画ブースのびびっとです。
今回は前回の投稿で書いた『ワンルームエンジェル』
略して【ワンエン】の伏線を洗い出してみました。
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読み返すたびに、味が出るスルメみたいな漫画
漫画でも映画でもそうですが何度も見返すことによって、初見では気付けなかった結末へのヒントである所謂伏線が見えてくるもの・・・。
「あ、この言葉の言い回しが後半に利いてクるやつだ・・・」
「もう既にこの段階で、結末に繋がってたんだ・・・」
と色々考えさせられ作者の物語の構成力に唸らされた経験が誰しもおありじゃないですか?
結末を知っているから初見の感動は得られないし、何度も見たり読んだりするのがイヤ・・・という人も勿論いると思いますが、結末を知っているからこそ得られる感動もあるし、より注意深く作品を見つめることが出来る。
初見では気づかなかったことを発見できた時の感動は言葉にできない・・・。
個人的に初見の時は物語を脳みそに取り込むことに必死で、細かいところに目が行かずにとりあえず内容重視で初めてみた感動とワクワクに終始振り回されている感覚(理解力のある方は一回で色々分かるんですけどね、私には無理ゲー)なので何度も何度も読み返して見返す。
そして伏線を見つけて『ヒェ〜〜〜、ここでちょびっとだけどしっかり結末のヒントくれとるやないかい!!いい仕事してくださってる!!』と独りニヤつくのが楽しいんデスよね・・・
それはまるで噛み締めてなお味が出るスルメの如く・・・。
同じ作品を何度も何度も見返してしつけーくらいに見返して、作品への理解を深める作業に味をシメているのがオタクって生き物ですからね・・・こればかりは仕方ないワ。
オタクの楽しさは兎も角、ワンエンも読み返す毎に初見では気が付けなかった散りばめられた伏線に気がついてしまうんですよねーこれが・・・。
ちらっとざっくりとなるべく直接的なネタバレなしでご紹介しますので、気になった方は探してみてください。楽しみを奪うなよって方は・・・ゴメンナサイ。
伏線発掘
①冒頭でシレッと流れるニュースと、しらっと登場する草臥れたサラリーマン
幸紀がアルバイトしているコンビニでBGMの様に流れているニュース。
こういうさり気無い情報が、実はめちゃめちゃ大切だったりするっていう典型的なパターン・・・。
そしてこのコンビニに訪れている、草臥れた客Aみたいなサラリーマン。
こういう一見普通で、でもしっかりと表情とかが描かれてる人物って、実はめちゃめちゃ重要だったりするっていう・・・(以下略
②十人寄れば気は十色
何のことじゃい!って話なんですが、私も初見の時は気にしなかった天使くんの言葉。何なら途中で遮られている言葉なので、フツーにスルーしてました。
が。ふとなんだろな?と気になって調べてみた。(オタクあるある)
知識ゼロなので分からなかったんですが、嗜む方はすぐに気付けるくらい有名な『江戸版 饅頭恐い』という落語の走りの言葉なんです。
この落語の内容は関係ないのですが、落語自体が意外な形で物語の終盤に関わって来ますので、覚えておくと後からパンチが利いてクる。というか私はキた。めっちゃ。
③ギョッとしてる店員さんと、テーブルの上
これも見落としがちなポイントだと思う。描かれているタイミングが微妙で、受け取り方によって理解が分かれる描写なんですよね。
私は『ん?』とは思いつつ、頭の隅にチョコリと置いておいた程度。
というのも幸紀が天使くんとの会話で、絶妙に気持ち悪い返答をしているところを店員さんに聞かれてしまい『ギョッ』とされているとも受け取れる。
幸紀はお世辞にも好青年とは言えない風体なのに対し、天使くんはパッと見、中学生くらいの中性的な少年だものね・・・『この男、やべえ奴じゃね?』と思われても仕方ない。
んだけど!!
違うとも受け取れるんだよな・・・。
その理由はじーーーーーーーーーっくりとテーブルの上を見て欲しい。
飲食店に入れば必ず配られるはずの物が足りないんですのよ。それを幸紀が店員さんに要求してるのです。
そこから導き出される答えは・・・ね?ってわけで、探してみてくださいな。
④天使くんが会話する人物は、幸紀だけ
これもさらっとスルーしてしまいがちなポイント。
幸紀は色々な人と話すのに(絡まれるともいうが)、天使くんは幸紀としか会話をしないんですよね。
基本的に幸紀のボロアパートの一室で物語は進んでいくので、そこまで違和感というか、引っかかりを感じることはないですが・・・
意外とこれも大きなヒントかも。
⑤女子中学生と、初っ端で幸紀に絡んだチンピラ
初っ端で幸紀に絡むチンピラAが物語の中盤で再登場し、何か物語のキーパーソンっぽい女子中学生の兄であることが判明するんですけど・・・
コレは匂いますよね。プンプンですわ。
何やらチンピラAは幸紀の触れられたくない過去についても知っているクサいので、モブキャラっぽい風体なのに意外と重要な役割を果たしている感が否めません。
女子中学生もまた然り。登場した場所が天使くんと幸紀が初めて出会った場所なので、絶対に何かあるに違いねえなと鈍感な私にも分かりました。
伏線は結ばれて回収され、結末に続く
ざっくりと挙げたのは以上の5つですが、もしかしたら感覚の鋭い方はもっと見つけられちゃうかもしれませんね・・・。
私もまた読み返して舐めるようにコマを見、他にも『これじゃね?』っていうのが無いか、継続的に探しますのでもしかしたらシレッと伏線項目が増えてるかもしれません。
それがブログの強みっ・・・!!
伏線に気づいたり、気づかなかったり。
ハラハラしながら『もしかして・・・?』と疑いつつ、
予想が当たっていた時は『やっぱりそうだった!』と満足感に浸り、
全然予期していなかった展開にブチ当たった時は『この展開はちょっと予想してなかった・・・』と度肝を抜かれる。
それが作者の策略だとは分かっているけど、伏線探しはどうにもやめられない・・・。
悲しいオタクのサガよ・・・
自分が見つけた伏線の全てがしっかりと回収されて結末に繋がっているのを実感すると、
更にその作品の深みにハマり込んで楽しさが倍増する。
本当にイイお仕事なさるよ・・・。(大事なことなのでもう一度)
まだこれからだぜな未読の方も、もう読了済みよ!な方も是非とも紹介させていただいた伏線を意識してワンエンを読んでみてください!
あなただけの、新たな発見があるかもしれませんよ!!
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