【ネタバレ】ワンルームエンジェルのあらすじをネタバレで紹介!

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こんにちは、びびびびっと漫画ブースのびびっとです。

今回は『ワンルームエンジェル』のあらすじをネタバレありでご紹介したいと思います。

それでは早速行きましょう!

 

『ワンルームエンジェル』あらすじ【ネタバレあり】

ワンルームエンジェル・起

主人公・幸紀(30代)。”趣味なし、友達なし、恋人なし、生きる価値なし”を自称する幸紀は、バイト先であるコンビニでシフトをこなしていた。馴染み客のサラリーマンにタバコを手渡すと、チンピラが店に入ってくる。タバコを購入しようとする彼らに幸紀が年齢確認ボタンを押すように促すも逆ギレ。やる気のない店長が『外で頼むわ〜』と呑気に声をかけてくる。チンピラを連れ立ってコンビニの外でチンピラのクレーム対応をすることに。

マスクを外して謝罪しろとめんどくさい絡み方をするチンピラの望み通り、マスクを外すとチンピラの一人が幸紀の顔に見覚えがあると言い出す。幸紀の過去をペラペラと話すチンピラが幸紀の地雷を踏み抜いたことで、幸紀の強烈なパンチが飛び出しチンピラをボコボコのボコ殴りにする。幸紀の強さに怯んだチンピラの一人がナイフで幸紀のお腹を刺す。刺されて気絶する寸前、白い羽を広げた天使が、空から降ってきたのを見た。

それを最後に幸紀は意識を失った。

が、生きてた。そして現実的にのしかかる莫大な金額の入院費の支払い。バイトはクビ。家に帰るとボロアパートの中にはその場所に似つかわしくない天使が、いた。気絶する寸前に見たあの天使だった。

ワンルームエンジェル・承

天使は繊細な少年の見た目に似合わず辛辣で、ズケズケとものを言う。しかも幸紀と初めて出会った以前の記憶がないという。それでも幸紀の他人に理解されないーーもしくは自分でさえも理解していない部分を掬い取ってくれる。

人の感情をダイレクトに受信できる天使にとって、マイナスの感情は羽が抜け落ちてしまうほどのストレスになるのだ。飛べるようになるまで付き合ってほしいという天使の提案を受け入れた幸紀と天使の共同生活はスタートする。

警察の事情聴取を終えて意気消沈する幸紀。帰宅すれば出迎えてくれる天使はいるが相変わらず金はない上に、新しい仕事も見つからない。娯楽がなくて一日家にいるのが暇だと嘆く天使に「買い物に一緒に行きたい」と強請られ、人の多い場所が苦手な天使を心配しつつも、二人はファミレスに入る。

天使の想定以上に人間は多くの不満を抱えている生き物で、その不満にアテられて”感情酔い”を起こしてしまう。心配する幸紀を説得し、空に近づけば飛べるかもしれないと言う安直な考えでビルの屋上にくるも、見事に失敗。二人はまたアパートに帰っていった。

ワンルームエンジェル・転

初心に返ろうと天使と幸紀は出会いの場所ーー即ち、幸紀が刺されてクビになったコンビニの裏道へとやってきた。二人は手がかりを探そうとするがコンビニ店長(通称:ハゲ)に呼び止められてコンビニ店内へ。スタッフルームでは女子中学生が家族が迎えに来るまで休ませてもらっていた。迎えに来た女子中学生の兄(タカ)は、幸紀に絡んできたチンピラの仲間だった。

仲間への報復として店の外で喧嘩を売られるも、幸紀は冷静にのらりくらりとタカの攻撃をかわす。圧巻の強さを披露して終了を言い渡す幸紀。逆上したタカが投げたパイプが、天使の頭を掠りそうになるとそれまでの冷静な態度を一変させ、タカを文字通りタコ殴りにする。羽を散らして呆然とする天使を連れて幸紀はアパートへ帰って行った。

天使のためにスマホを調達した幸紀。はしゃぐ天使はスラスラとスマホを使いこなしてSNSのアカウントを開設して写真を撮りまくる。そんな平和なボロアパートの一室に突如、あり紗という名の嵐が襲来する。幸紀の母である。

あり紗は幸紀の無事な姿を見て安心すると「もう変なことに首を突っ込むな」「弟のようにはならないでくれ」と言い残してアパートを去って行った。

幸紀の不在中、天使はスマホで幸紀が刺された事件をネット検索する。衝撃の事実を目の当たりにした天使は、アパートを飛び出して一目散に例のコンビニに駆け込んだ。店長に話しかけるも、天使の言葉は店長には届かない。

そもそも、天使の姿は幸紀以外には見えていなかったのだ。

ワンルームエンジェル・結

天使の正体はたまたま幸紀が刺された現場の建物から飛び降りた中学三年生の少年だった。羽の生えた幽霊だという天使に、幸紀は「天使がいいよ、かわいいし」と慰める。欲しい言葉をいつもくれる天使に、何も言葉をかけられないことを歯痒く思う幸紀。

二人は揃ってコンビニを訪ねて、天使の家族を特定することに成功。向かった先ではいつもコンビニでタバコを買っていたサラリーマンが穏やかな表情で幸紀と天使を招き入れてくれた。部屋の中には仏壇が一つ。そこには天使と瓜二つの息子の写真が飾られていた。

天使の父宅から帰る道すがら、天使は姿が見えないのを良いことに家索しまくった成果を幸紀に披露する。息子のSNSのアカウントである。そこに飛び降りた秘密が隠されているに違いないと、二人はスマホを覗き込んだ。

そこには息子の苦悩が綴られていた。クラスメイトAに執拗に絡まれており、それを誰も助けてくれなかったこと。修学旅行中に不慮の事故でAが亡くなってしまい、不運にもそこに居合わせてしまった息子に疑惑の目が向けられる。

本当に事故だったのか?

Aのことが好きだったクラスメイトは息子に罵詈雑言をぶつけ、Aの家族には父親ともども罵倒され、メディアには追いかけられ、疲れ切った父親でさえ絶対的な味方にはなってくれない。誰も息子のことを信じてはくれなかった。

その全てが息子を追い詰めたのだった。

ワンルームエンジェル・終

全ての謎が解けたものの天使の記憶は戻らず成仏もできない。二人は深くは考えずに天使がやりたいことをしまくり、幸紀が楽しいと思うことをした。その途中で幸紀の弟と会いそうになるハプニングに見舞われるも二人は楽しくて揃って笑う。初めて見る天使の満開の笑顔に、幸紀は幸せな気持ちになった。

見事仕事が見つかった幸紀。それを機に母・あり紗の側で支えたいという幸紀の提案を快諾した。

天使は幸紀の側で幸せそうによく笑うようになった。幸紀は優しい感情だけを天使に与え続けてくれたと浮かべた笑顔を最後に、天使は幸紀の前から消えてしまった。

寂しさに打ちひしがれて自暴自棄な生活に逆戻りしてしまい、ついには天使は幸紀が作り出した幻なのではないかと思い詰めるようになる。だが部屋の隅から綺麗な天使の白い羽が出てきたことで、今までのことが幻ではなかったのだと確信する。

天使を通して自分が人から与えられて、人に与えることができる人間だと知った幸紀は、天使の羽を首飾りにして大切に身につけて彼を愛しんだ。

天使のお陰で、人生は悪くない。そう思えるようになったのだ。

 

 

 

ここでは『ワンルームエンジェル』のあらすじをネタバレありで紹介しました。

もしネタバレを見て気になった方は、是非話題の漫画『ワンルームエンジェル』をチェックしてみてくださいね。

 

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